メカトロニクスのSUNTEX

Case
事例

コネクタピン自動挿入機
作業工数7割の削減 専従作業から解放

会社名:株式会社七星科学研究所様
通信機器・産業機器・医療機器・電源設備・測定機器・電子機器用などの各種コネクタの開発製造販売およびダイカスト鋳造、光通信機器の開発製造販売を手掛ける株式会社七星科学研究所様。
堅牢な丸型メタルコネクタ(メタコン)を主軸として、防水コネクタや防爆コネクタなど、様々なエレクトロニクス製品を支えるコネクタを展開しております。七星オリジナルのバリエーション展開により、配電機器、気象観測装置、建設機械、工作機械、農業機械(アグリオートメーション機器)、FA機器、通信インフラ、試験設備など様々な分野で機器の一部品として活躍しております。コネクタがもたらすユニット化による拡張性・組立性向上や、電気配線の安全性向上が様々な機器の利便性を高め、社会の発展に寄与します。
ダイカストは、日本のアルミダイカスト創成期から事業を始め、絶え間なく高度な技術を追求してきました。最大850tのマシンを保有し、製品の金型設計から最終工程まで一貫した生産体制を構築しています。情報通信は、社会インフラを情報通信機器でサポート。電線の使えないノイズ環境下でも長距離伝送を実現しています。 インフラ重要設備での納入実績が数多くあります。
人手不足/画像検査
電子部品
加工/成形
多関節ロボット
Theme
課題

課題

コネクタには、オスとメスがある。ピンもオスとメスがあり、それぞれ機種ごとにハウジングに差し込むピンが異なる。作業者は毎日、ピンをハウジングに角度を一定に差し込んでいる。この品種ごとの単純作業を機械化できれば、人件費削減・挿入不良削減、品質向上になる。

Benefits
導入
効果

導入効果

画像処理によるコネクタピンの形状認識技術、ロボットが挿入角度を一定に検知し挿入する技術を装置メーカーのサクラテック様とロボットメーカーのファナック様と検証。実現のめどが立ち装置化が実現。                                      人によるピン挿入作業7割削減                                                   ヒューマンエラー防止 目視検査削減 不良削減 

Change
変化

改善前

コンタクトピンを方向を合わせながらハウジングへの挿入(1日約8,000本)非常に根気が必要な作業。
工場長は社員の作業を軽減させ自動化したい。

改善後

①パーツフィーダーでハウジングを整列供給
②まわしながらインローに合わせて治具へ挿入
「方向を合わせて挿入」
③画像装置でピンの角度を認識し、ロボットで角度補正しハウジングへ挿入

Voice
1

お客様の声
(狭山工場長 田口様)

数千種類の部品を組み合わせ、製品のラインナップは3万点を超えます。主力製品に絞っても組立の自動化は困難を極めました。
それでも人手に頼り続ける訳にも行かないと思い、目を向けたのが、部分組立であるピン挿入という共通工程です。
人材確保が難しい昨今に、一人当たりの生産数を上げる方法に自動化は有効な手段ではありますが、完全な無人機でなく人と共存できる装置を作って参りたいと考えております。

狭山工場長 田口様

Voice
2

お客様の声
(生産技術課課長 木下様)

多品種少量の製品を生産している中、人手作業による工程をどの様に集約し最大限効果が見込めるような自動機を構想していくところが大変苦労もしたが、自動機が完成し現場投入した後の効果も大きく、日々活躍している自動機を見るたびに苦労が報われたと感じます。

生産技術課課長 木下様

Voice
3

お客様の声
(作業者様)

手先の細かい作業、繰り返し作業から解放され、目や精神的疲労が軽減されました。
習熟度により作業方法や作業時間にバラつきがあったものが、自動機導入後は製品組立の流れも変わり、短納期対応も可能になりました。
以前の手作業には戻せないぐらいなっています。『ゲンコツ君』の愛称で現場に馴染んでいます。

作業者様

Movie
動画

動画一覧